linux上でのハードウェアへのアクセス

  • linuxでは、アプリケーションは必ずkernelの「システムコール」を通じてH/Wにアクセスする。
    • 例:アプリケーションでファイルを読む⇒システムライブラリのfopen()を利用⇒システムライブラリのfopen()はシステムコールのopen()を呼び出して、(例えば)ハードディスクにアクセスする。
  • linux上では各種デバイスをキャラクタ・デバイス、ブロック・デバイスと大きくカテゴライズして管理している。(カテゴリは他にもあるかもしれない・・・)
    • キャラクタ・デバイス
      • データの読み書きを1バイトづつ順に行うハードウエア。
      • 最も基本的なデバイスの抽象化形式。
      • 例:サウンド・カードやシリアル・ポート
    • ブロック・デバイス
      • データの読み書きをブロック単位で行うハードウエアを抽象化したもの。
      • カーネル空間内の固定長のバッファ(一時記憶領域)を経由して入出力を行う。
      • ランダムアクセスに対応しやすい。
      • 例:ハード・ディスク・ドライブやCD-ROMドライブ

ファイルの種類の見方
以下の「ll(ls -l)」コマンドの例で一番左の文字が「b」の場合ブロック「c」の場合キャラクタデバイスを表す。

[root@cld-sys-pf-03 home]# ll /dev
合計 0
brw-rw---- 1 root disk 3, 0 6月 4 23:58 hda
brw-rw---- 1 root disk 8, 0 6月 4 23:58 sda
brw-rw---- 1 root disk 8, 1 6月 4 23:58 sda1
brw-rw---- 1 root disk 8, 2 6月 4 23:58 sda2
brw-rw---- 1 root disk 8, 3 6月 4 23:58 sda3
brw-rw---- 1 root disk 8, 4 6月 4 23:58 sda4
crw-rw---- 1 root root 4, 0 6月 4 23:58 tty0
crw------- 1 root root 4, 1 6月 4 14:59 tty1

カーネルについてTIPS

■コンビに最大の店舗再編

  • 大手4社が今年度、大量の店舗閉鎖&新規出店し、店舗網の大幅な再編に乗り出す。
  • 流通企業は消費不振、子高齢化で慢性的な店舗過剰に陥っている。

■国際商品価格が上昇

  • 米国産原油→今年はじめの安値の約2倍。
  • 大豆→昨年の高値に接近。
  • 上昇の理由:景気の底割れ懸念の薄れ。株式市場の持ち直し。
  • 上昇によるリスク:不況下でガソリンなどの価格が大幅に上昇すれば、消費の回復に水を差す。

GM動向

  • GMは6/1までにchapter11を適用する可能性が一段と高くなっている。
  • 破産手続き完了後のGMは政府が7割の株式を保有する、事実上国有企業となる。
  • 政府は破産法申請で非上場になるGMを6〜18ヶ月で株式市場に再上場させ、上場に伴い株式の売却を進め投入資金の回収を狙う。→失敗すれば、政府は巨額の財政赤字を抱えることになる。

■「米国債離れ」によるドル安圧力

  • 米国の財政悪化による「米国債離れ」がドル安圧力となっている。
  • 新興国の中銀は米国債のうち長期国債の比率を減らし、短期国債を増やし、リスクを軽減しているとみられる。
  • 米国債の最大の保有国である中国の動向に注目があつまる。(中国が大規模な売却に動くことはないが、買取額を減らすことで徐々に持ち高を減らす可能性がある。)

■企業の資金調達環境がやや改善

  • 大企業や、高格付け企業では資金調達環境が改善し始めている。
    • 高格付け債のスプレッド*1が低下。
    • ホンダ、ソニーで大型起債の観測。
    • 日銀による社債やCPの買取策が浸透し、投資家の購入意欲がやや改善したため。
  • 中小企業や、低格付けの企業では依然厳しい環境が続いている。
    • トリプルBの社債のスプレッドは依然高止まりしたまま。

■日銀、資金供給の担保に欧米の国債を加えることを決めた。

■米大手銀行、ストレステストで指摘された資本不足の7割を確保へ

  • 大半が増資などで投資家から資金を調達。
  • 公的資金を仰いだのは、現在のところGM系金融GMACのみ。
  • 今後の経済の動向では、ストレステストで指摘された以上の資本増強が必要になる可能性あり。

*1:国債利回りに対する上乗せ幅

  • 6大銀行の2009年3月期の決算・・・1.17兆円の赤字
    • 今期は黒字の予定
    • 赤字原因は以下の3点と考えられる。(銀行の3重苦)
      • 株安による減損処理。
      • 景気悪化による不良債権拡大。
      • 投資信託、保険の窓口販売の不振。
  • 米国4月住宅着工件数
    • 今年一月の最低を更新。
    • 底入れ期待が出ていた市場に冷や水
    • 1戸建の着工件数は2ヶ月連続で増加・・・薄日がさしてきている??
    • 底入れを模索している状態。
  • 大手ドラッグストアが大衆薬の24時間販売に乗り出す。
    • 6月の改正薬事法の全面施行に伴う。(資格取得が容易、手当ても小額ですむ、登録販売者が大衆薬の9割を扱うことが可能)
    • コンビニとの垣根が低くなり、競争の激化が予想される。

  • キャノン&エプソン、消費者向けデジタル製品の共同配送へ乗り出す。
    • 方法
      • 日本通運の配送網を利用
      • 両社の製品を一緒に積んだトラック輸送をする。
      • 配送先や、配送時刻をそろえる。
    • 効果
      • 物流コスト削減
      • CO2の削減
  • 新型インフル
    • 舛添厚労相「さらに感染者が増えた場合、軽症者は入院ではなく自宅療養にするよう検討する」との発言。
  • 欧州銀、融資引き締め一服
    • 欧州銀行がユーロ圏の118行を対象にした調査による。
    • 融資基準を「厳しくする」銀行がリーマンショック以降のピークの半分に減少。残りは融資基準を変えず。
    • 欧銀への公的資金注入の影響か。
  • 新興国、資源国通貨の上昇鈍る。
    • 「楽観相場」持続性を疑問視する意見が根強い。
    • 新興国通貨から日本株式への資金が流れている。

  • 民主党
    • 岡田克也氏が幹事長に
    • 世論:民主党代表に選出された「鳩山氏」について、「期待する」「しない」が拮抗。(する:47%、しない:49%)
  • 為替
    • 実効為替相場を2008/9〜2009/2期と2009/3〜2009/5期を比較すると、新興国、資源国で上昇の兆し。
    • 懸念点:欧米の金融機関の不良債権問題への懸念(昨日のblog参照)は依然として残っている。

  • 新型インフル
    • 海外渡航歴のない人物の感染確認(20090516)・・・つまりこれは2次感染が起きたことを示す。
    • 上記2次感染の確認を受けて、政府は警戒水準を1段階引き上げ(20090516)
  • 金融危機
    • 欧州のストレステスト→公表の予定はない。
    • 欧州銀行の2010年末までの損失見込み額は1兆ドル(IMF発表)
      • これは米銀の約2倍
      • 自己資本調達額は現在のところ損失見込み額の約4割程度しかない。
  • 為替予想
    • 先週の円高ドル安は、米国債の格下げをめぐる英紙報道が1つの原因
    • 今週の市場は、広がっている景気楽観論の真偽を注目する展開になりそう。(今週発表の重要指標に敏感になりそう。)
    • 今週発表の重要指標
      • 米住宅着工件数(20090519)
      • 日本国GDP:2009年1-3月期(20090520)
      • フィラデルフィア連銀景況指数(20090521)